Logic Pro X付属音源のみで生っぽいギターを打ち込む パワーコード編 


打ち込みで生っぽさを出すのが難しいのがギター 特にバッキングだと思います。

最近のギター音源を使えば、簡単にかなりのクオリティーを出すことができますが、今回はあえてLogic Pro Xの内臓音源のみでやってみましょう。

パワーコードの打ち込み

ギターを弾く方は絶対聞いたことがあると思いますが、パワーコードとは基準音と5度上の音を弾く和音です。

メジャー、マイナーの区別はなく、ロックでは多用されます。 打ち込みも簡単にできます。

今回はD→F#→B→Aと ロックでありそうな進行にしてみました。
ルートの音をざっくり打ち込んで、その5度上にコピペすればベタ打ち完成です。

スクリーンショット 2015-10-21 18.26.25

音源はあとでいじるので、とりあえずLogicのプリセットHard Rockにしておきました。スクリーンショット 2015-10-21 19.46.07

ドラムはよくあるエイトビート、ベースはそのままおいてみました。 その音源がこちら

ん。。。予想通りイマイチ。。。 ここから本物のギターぽくしていきましょう。

打ち込みのパワーコードを生っぽくする 

ストロークの再現

まずは、ギターのストロークを再現してみましょう。
ギターのバッキングを弾くときは

ダウンピッキング(低い弦から、高い弦へ弾く)
アップピッキング(高い弦から、低い弦へ弾く)
があります。 これをピアノロールで再現してみましょう。

ダウンピッキングの時は、高い音の方があとで鳴るように若干ずらします。
アップピッキングは反対にルート音を少し遅らせます。

スクリーンショット 2015-10-21 18.35.53

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そうしてずらしたのがこちらです。
最初の4小説はベタ打ち、後半4小説がずらしたものです。

少し弾いている感がでてきました。
続いてベロシティも少しいじりましょう。

ベロシティの調整

アップピッキング、ダウンピッキングはタイミングもありますが、先に弾く弦に強くあたります。 なので、ベロシティも
先に音が出る方が強くなるよう調整しましょう。

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それぞれの強さは感覚で合わせるしかないですが、ルート音の方を基本強めの方が音が落ち着くと思います。


1回し目はベロシティ変更なし、2回し目はベロシティを調整したものです。 少しうねりがうまれました。

ギターの音色を変更する

ここまで打ち込めたら、ギターの音色を触ってみましょう。

スクリーンショット 2015-10-21 18.53.41

まず、アタックが強すぎたのでEXS24のアタックをほんの少し遅らせました。
EXS24でいうと、右下ENV2のAを0.7mmほどにしました。

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そして、AmpDesignerで音を作ってみましょう。
今回は短いバッキングだったので、ペダルシミュレーターは使いませんでした。
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打ち込みでアンプシミュレーターを使う場合、なるべく詰まった音にしたいので、ハイをあまり上げないセッティングにしていきます。

仮想のマイクもデフォルトでは87だったのをダイナミックの609にしました。コンデンサーは打ち込みにはハイファイすぎると思います。
この辺は好みもあるので、好きに調整しましょう。

とりあえず私はこんな感じになりました。

最初の音と聞き比べて随分マシな気がしますが、どうでしょう?

倍音を足す、ピッチベンドを使う、ダブリングする

プリセットよりはだいぶ生っぽいギターの打ち込みになりましたが、もっと本物ぽさを求めるなら、この先のことを行ってみてください。

ルートの1オクターブ上の音をベロシティを下げて打ち込むと、少しツヤがでてきます。
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そして、ギターのスライドを再現するために、ピッチベントを使って、コードのつなぎを滑らかにしてみましょう

スクリーンショット 2015-10-21 19.16.13

ダブリングについては、また詳しく解説しますが、簡単にいうと音を少しずらして重ねる方法です。

今回はトラックをまるっとコピーして、ほんの少しリージョンをずらしています。
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上3つの処理をした音源がこちら

内部音源だけでもかなり生っぽくなったんではないでしょうか??