ミックスダウン講座 コンプレッサーの使い方


コンプレッサーの役割

DTMでコンプと言えば、音量を上げるために必要と良く言われますが、これは半分嘘で半分正解です。
コンプレッサーの本来の役割は大きい音を小さくすることです。

音を大きくすれば割れてしまいますが、大きな音を小さくすれば全体の音量を上げることができます。
なので、コンプレッサーで大きな音を押さえ、全体の音量を上げることで音圧が上がります。
また、設定次第でアタックを強調するような音色にしたり、全体に張り付いてくるような音にすることもできます。

コンプレッサーのパラメーター

スクリーンショット 2014-01-19 20.16.09まず、コンプの設定でよく使うパラメーターの説明をします。
画像はLogic Pro付属のコンプですが基本設定はどのプラグインでも同じです。

Threshold(スレッショルド)
コンプを刺したトラックの音量がどのレベルになれば圧縮を始めるかを設定します。 画像ではトラックの音量が-27dbを超えれば圧縮が始まります。
実際に何dbに設定するかのような決まりはないし、トラックの音量によって設定はかわります。 メーターの振れ方を参考に設定していきましょう。

Ratio(レシオ)
レシオはスレッショルドを超えた音量をどれだけ圧縮するかです。
例えば2:1なら音量を2分の1に、4:1なら4分の1にします。
コンプのパラメーターの中でもかなり大事な所だと思います。

基本的にボーカルなど、ダイナミックレンジ(音の大小の幅)などの表現が大事な物はレシオを低めに、ベースやドラムなど常に安定的に鳴ってほしいものには少し高めに設定します。

Attack(アタック)
アタックは元の音がスレッショルドを超えて、レシオで設定した値まで圧縮するのにかける時間です。

アタックは音のヌケに深く関わってきます。
スレッショルドとレシオが同じなら、アタックが長い方が尖った音(抜ける音)短くすれば丸い音になります。
アタックのパラメーターはかなり音の印象を変える効果があります。

Release(リリース)
リリースは元の音がコンプがかかってから、再びスレッショルドを下回った時に、圧縮を解除するまでの時間です。
コンプがいきなり解除されると不自然に聞こえる場合があり、これを防ぐためのパラメーターです。
ですが、これを長くしすぎると音の抑揚が減ってしまいます。
あまり重要視されませんが、重要なパラメーターです。

コンプのプラグインによっては自動でリリースタイムを設定してくれるものもあります。

コンプのパラメーターまとめ

スクリーンショット 2014-01-19 21.54.32

 

上の画像はスレッショルドとレシオの関係を表したものです。
入力レベルが、スレッショルドを超えた時に圧縮する量がレシオ、
レシオで設定した値に達するまでの時間がアタックタイム
入力レベルがスレッショルドを下回った時に圧縮を解除するまでの時間がリリースタイムです。